おひさです☆
ほっといたらこんなに間が空いてしまった…。
存在忘れていましたwwww
なんてことだ。
いや~こんな田舎なのに、雪って積もるもんなんだね~。びっくりびっくり。
この前なんて雪ウサギを作ったよ。姉が雪だるまを作ってた。
したら姉が次の日風邪ひいてwwww
バカだよねwww
いくつだよって
高校生だよってね
そういえば、男子ウィンドブレーカー着て雪合戦してたな~。ウチはすぐ帰ったけどね。
いくつになっても、雪があんまり降らない地域ではテンション上がるんでしょうね。
道のあちこちにある雪だるまはその象徴なのかな。あと少しだけ小学生気分でいるのもいいかもね。
では~★
I can fulfil a promise soon.
Even if you do not remember it の続編
☆オリキャラ☆寺宮 稀乃(きの)
女の子。 鉄角の幼馴染で鉄角が好き。バドミントンが世界ランクで冬季オリンピックで銀メダルをとった。 真くん呼び。さくらの存在が邪魔だと思っている
さくら→←真←稀乃
十年前、俺は友達よりも深い関係の女の子と約束をした。‘‘それぞれの夢を達成したらさ、俺とさ永遠を誓ってくれないか?“ って。それぞれの夢っていうのは、彼女は新体操。俺がボクシングで世界一をとったらという意味だ。簡単にいうと、オリンピックで金メダルを取ってくるってことだ。
いつになるのか分からないが、俺たちは互いを信じて夢へと突き進んだ。“友達”以上の関係になれなかった十年前の俺たちに戻らないように。写真に写る無邪気な少年時代と同じにならないように。
もうすぐさ、迎えにいくから。だから、待っていてくれ__
☆
シャッター音がカシャカシャと鳴り響く冬空。沢山のフラッシュに俺は思わず目を細める。首から下げられたキラリと光り輝く黄金のそれは冬の成田に輝き、ずっしりと重みがあった。冬季オリンピックの会場からすぐに飛行機で帰ってきた俺にとって、テレビのカメラより憂鬱なものはなかった。
試合が積み重なるごとによって、その分の疲労が比例してたまっているのに、時差の関係でさっきまで夜だった俺の頭は、冬の冷たい朝日が顔に照り付けて混乱していしまっているだろう。
「鉄角さん、早く行ってください。時間が押しているので。」
「あ、はい。」
素直に小さくうなずくと、今度はくるりと後ろを向いた俺のマネージャーさんはほほ笑んで「車にツナマヨと鮭のおにぎりあるらしいですよ」と告げて、前に向き直った。
ツナマヨと鮭のおにぎりと聞いて、さっきの憂鬱は空のかなたへと飛んで行ってしまう。惑星キエルに届いてしまくらいに。ツナマヨと鮭のおにぎりは、俺にとってとてもトクベツだった。十年前のこと。夕食が終わっても食堂に来ない彼女を心配して、彼女の自室に寄ったのがきっかけだった。俺がおばちゃんにおにぎりを作って貰おうと思ったら、おばちゃんが「あんたが作ったほうが元気でるんじゃないかな」と言われたのを今でも覚えている。そのおにぎりは俺と彼女とふたりで食べた。それがおかか、ツナマヨ、鮭の3種類。鮭だと思われるおにぎりを食べたらツナマヨで、彼女は鮭だったという面白いことがあった。それから、俺はおにぎり食べるときは必ずツナマヨと鮭にしていた。ツナマヨを見ると、ついこのことを思い出してしまっていた。思い出すのもの当然。何故ならそのとき俺は彼女と想いを伝えあった。真っ暗な宇宙のふたりっきりのあの部屋で。あの恋愛は俺にとっての初恋だった。確かに、
俺の周りに女の子がいなかったからかもしれない。が、アースイレブインに会う前に俺は仲のいい女の子がいた。幼馴染の寺宮稀乃という2つ年下の女の子で"幼馴染"というだけで互いに恋愛感情はなかったはずだ。
昔の思い出でに浸っていると、黒塗りの車が目の前にあった。ベンツとかそういうクラスの車には、黒いスーツを着た人たちが数人たまってとても物騒だった。まるで俺が死んだ人みたいじゃないか。声に出さずに心の中で笑っている
と、黒いスーツを着た男の人が何も言わずに、車のドアを開けた。
「あ、どうも」
思わず口に出すと黒いスーツを着た人は一礼をした。すぐに乗り込むと置いてあった真っ白な皿に、ラップがかけられたおにぎりが4つあるのがすぐに目についた。
早速ツナマヨのおにぎりを食べ始めると、マネージャーさんが「ホント、好きですよね~」と微笑みながら隣に座ってきた。みんな揃ったのが分かったのか、ゆっくりと車は動きだした。
「そういえば、新体操ってどうだったんですか?」
隣でケータイをいじっていたマネージャーさんに、何気なく聞いてみると、驚いたように俺を見るとケータイをいったん閉じて口を開いた。
「新体操は野咲さくらっていう新人さんで、鉄角さんのひとつ年下の女の子が金メダルよ。」
「え?野咲さくら?あのピンクの髪の毛の?」
“さくら”という名前を聞いた瞬間、心臓がドキンと脈を打つ。そのおかげで、持っていたツナマヨおにぎりは宙に舞ってしまった。あの“さくら”は確かに俺よりひとつ年下で、ピーチ色の可愛らしい色の髪の毛の持ち主。おにぎりを一緒に食べた“彼女”だ。こんな偶然あるのだろうか。俺は初めて出場したオリンピックで金メダル取り、さくらも初
めてのオリンピックで金メダルをとるなんてこと。
「そうですよ。髪の毛の長いさくらさんです。もう、すでに帰国しているらしいですし。あっそうだ。次の番組で金メ
ダリスト全員でるらしいので、そこであえるかもしれません。」
長い髪…。やっぱり十年後なんだから、髪の毛も伸びるよな。さくらも変わったんだな。そう思うととても不安になってきた。あの約束覚えていないんじゃないかと。俺だけ叶えようとして、ひとりで頑張ってきたのかもしれない。
*・゜゚・*:.。..。.:*・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「それでは、控え室はここです。出演時間までのんびり過ごして下さいね。」
マネージャーさんはそれだけ伝えると、腕時計を見て慌ただしく駆けいってしまった。ひとり残されたテレビ局の廊下にいるのも悲しいので、用意された控え室のドアノブをグリリと回す。冷たい金属が体温を低くしていく。東京は寒いな。海外のほうがもっと暖かい気がする。
「ねえ、あなた出演者?探している人がいるの。」
不意に俺の後ろから、少しだけ大人びいた女の人の声がした。十年前のあの彼女のような、透き通った鈴の音のような声。
「ああ、そうだ。」
振り返って握手を求めようと手をさしのべると、彼女はとても驚いていた。
そして、手をさしのべた俺も彼女に驚いていた。何故なら、ピーチ色の可愛らしい腰まで伸びた髪の毛、透き通った水色の瞳。十年前の"彼女"が大人になった姿だった。
「もしかして、鉄角?」
「ああ、そうだ。野咲だよな、久しぶりじゃねぇか!」
俺は十年前のように二ッと笑うと、首から下げられた黄金に輝くものをじぃーと見た。
「ふ~ん。やっぱり同じなのか。」
俺は黄金のそれを突っつくと自分のものと見比べた。
「当たり前でしょう。同じ会場なんだから!」
さくらは応えると、クスクスと笑だした。それにつられて俺も笑いだすと、一気に昔に戻されたような感覚がした。昔はいつもこんなふうにふたりで、笑っていたものだった。
「・・・あのさ、十年前のことだけどさぁ、覚えてる?私は覚えているよ。」
さくらは懐かしむようにして目を閉じて、俺の答えを待っていた。
「ああ、覚えているぜ。」
短く返事をするとさくらは「ハハ」と頭をかくと、照れくさそうに口を開いた。
「あの約束さ「あ~!真くんここに居たのぉ~?探したんよぉ~!」
猫なで声で抱きついてくるのは、さくらのひとつ年下の寺宮稀乃。俺の幼馴染でバドミントンで世界ランクの実力の持ち主だ。レモン色の肩までつかないショートカットだ。
「誰?あんた。稀乃の真くん取らないでくれる?」
「は?稀乃、なんて言った?いつからお前のものになったんだよ。」
さくらはポカーンとしてしまっていた。稀乃が話を遮ったのに驚いたのか、さっきの稀乃の発言か。あるいわどちらとも。
「とりあえず、真くんは控え室に入りなよぉ~。さっき帰って来たから疲れてるもんねぇ~。こんなピンク女にかまってるヒマなんてないのにねぇ~。」
稀乃はニコニコしながら、控え室のドアノブを回して俺をドンと強引に押された。
ドアを稀乃が占めるとき何気なく廊下を見ると、さくらが悲しそうに俺を見ているのが目に入った。そのさくらの表情を見て胸がキューと苦しくなった。何にも言ってあげられない無力さが情けなかった。この黄金色も輝きは偽り。十年前、俺は世界一になったらあの頃の俺より強くなっていると思っていた。でも、違った。全然俺は変わらない。ずっとあのまんま。ごめん、野崎…。
ひとつ壁の向こう側、ふたりのひそひそと話す声が妙に大きく聞こえた。
__真くんの隣は私じゃない__
__やっぱり私たちは幼かった__
__永遠なんて誓えないくらいに__
鉄さく小説
Even if you do not remember it
~たとえ、あなたがそれを覚えていなくても~
それは十年前のこと。あの頃は私は彼が好きで、彼は私が好きだった。いわゆる両想い。会った時からこれまでずーと好きだった。この思いは忘れることなく、私の胸の奥に花を咲かせていた。でも、あの頃の私たちはまだ子供で、一生なんて誓えなかった。だってそうでしょう?今キミの隣にいるのは誰?
~★~
サザナーラ戦に見事勝ったイナズマジャパンは、次の火惑星ガードンへ向かっていた。宇宙は相変わらず真っ暗。自室で膝を抱えてサンドリアスとサザナーラについて考えていた。サッカーバトルに負けちゃったのだから、サンドリアスとサザナーラの住民は、生き残ることができない。そんなの嫌だ。もしも、私たちが負けてしまったら、地球の住人が生き残れなくなってしまうから。勝負なんだから、しょうがないよ。なんて考えることは出来なかった。今、サンドリアスとサザナーラの住人は生きているのだろうか。こんな時、鉄角がいてくれたらこんな気持ち忘れられるのに。そんなことを考えていると、静かな自室から楽しげな昼食を告げるチャイムが鳴り響いた。
「早く行かなくっちゃ」
静まり返った自室に、私の弱気な声と弱い足音が妙に大きく聞こえた。弱いな、私。だから鉄角だって私に興味がないんだ。わかってるよ、そんなこと。いつの間にか瞳から流れる温かい水滴は頬に触れ、床のカーペットを濡らした。
「こんなのじゃ食堂にいけないよ。」
弱虫なあたしはしゃがみこんで、顔を手で覆った。カーペットに落ちていた水滴が、今度は私の手に吸収されることなく、零れ落ちていった。新体操でも、サッカーでも私は結局弱気になって、いい結果が出せずに終わってしまう。今回のサッカーは、もうそろそろ負けてしまうかもしれない。私のせいで。
それから、何分か経って、涙が少し落ち着いてきた。立ち上がろうとしたら、人の気配がしてその行動をやめた。
「おい、さくら。いるのか?」
ドアをゴンゴンと2回たたきながら、優しい声で、私に問いかけた。これは、鉄角のものだとすぐにわかった。優しい声と、ゴンゴンと強くたたく力がそうだから。
「いるわよ。」
涙声は隠しきれず、そのまんま出てしまう。情けないな、鉄角の前なのに。今度は顔を腕で覆うようにした。今鉄角がどんな顔しているのかは、だいたい見当がついた。困っているだろう。涙声が聞こえてしまったから。
「調子が悪いんだろ?おばちゃんにおにぎり頼もうか?」
「まあ、そんなところかな。もうみんな食べちゃったものね。」
顔を上げてそう言うと「はは」と楽しそうな声が聞こえた。「何で笑ってるのよ」なんて言い返したかったが、それはやめておいた。
「じゃあ、持ってくるから待ってろよ。」
そう告げると、走っていってしまったようだった。立ち上がると、ベッドに腰を掛けた。優しいな、いつも鉄角は。そのさりげない優しさが私は好きなんだよ。どうしようもないくらいにさ。
ベッドに背中を預けると、目をつぶった。彼が来るのを待って。
「さくら、入るぜ。」
カチャカチャと食器の音をたてた。言う前から入ってるじゃないのなんて思いながら、体をゆっくりと起こした。鉄角は私を見て「大丈夫か?」と心配そうに笑った。
「見ろよさくら、おかかとツナマヨと鮭だぞ。」
嬉しそうな無邪気な声に、ドキリと胸が高鳴るのを感じながら、白の真新しい食器に積まれたおにぎりは、一人分にしては多かった。
「多くない?」
「ああ、これか」
頭をかきながら鉄角は、「俺も食べようと思って」と言った。それに思わず、声を上げて笑ってしまった。
すると鉄角は、当然のように私の隣に座ると、「よかった。元気じゃん」と、満足そうに笑いながら、おにぎりを食べ始めた。私は、ツナマヨだと思われるおにぎりを手に取ると、そっと小さな声でいった。
「たぶん、鉄角が隣にいるからだよ。」
「…はい?」
反射的に鉄角は私のほうを向くと、頭にハテナを沢山浮かべて私をじぃーと見た。
「簡単に言うとね、う~ん、そうだなぁ。私にとって鉄角はトクベツな存在なんだってこと。」
「お、おう。そうか、俺もだぜ。でも、俺はさくらと違うと思うぜ。」
「え?」
少しの間、自室は静寂が訪れた。続く言葉に期待してしまうあたし。まさか、ね。考えただけで、顔が火照てしまう。
「俺は、さくらのことが好きってことだ。」
十年前のあたしは、それだけで満足してしまい、別れる時まで、友達の延長線だった。でもさ、別れる時さキミは言ったよね。‘‘それぞれの夢を達成したらさ、俺とさ永遠を誓ってくれないか?“ あの時とっても嬉しかったのに。今キミの隣にいるのは誰なの?ねぇ、教えてよ真君__
イナギャラのソウル
公式ホームページで、ソウルが発表されたね!!
我らが剣城がオオカミ 天馬がホース 神童がクジャク さくらがカモシカ 鉄角がバファロー 瞬木がハヤブサ 井吹はマンモス 九坂はグリズリー 好葉はフォックス 真部はラーテル 皆帆はフクロウ 市川はライオン
詳しくは http://www.inazuma.jp/gogalaxy/soul/soul02.html
HPです🎶
個人的に剣城のオオカミがよかった。ありがとう!!レブルファイブ!!
天馬もホースは うん、そうだよね。っていいたくなる。
馬ですよね分かってますよ。化身もそうだったじゃん。
さくらのカモシカはとっても可愛いかった💛
ダンウォから、アラタがFWだって。ヒカルがよかった。ヒカルだったら、MFだな。
最近、鉄さくの絡み多くなった気がするのは私だけ…?
もうそろそろ、公式でくっつくのかな?
もしかしたら、ゲームのミキシでベストマッチになったりして…。
こんなの考えた☆彡
ファンタジー系の対戦もの。
Heaven Magic
中心的人物は 雅(ヒナノ)と大輔(イオ)と健(カズア)
雅 ライトニング 女の子 ヒナノ・アディン ❤レイシア
大輔 バブル 男の子 イオ・ディクトル ★カトリア
歩美 トルネード 女の子 アイカ・スペーディオ ❤ヒヨリ
健 ファイヤー 男の子 カズア・ルキチル ★ハルヤ
鈴音 黒魔術(ダーク) 女の子 ムウ・ユーティラス ❤サク
汐里 黒魔術(ダーク) 女の子 エリカ・クリスティーヌ ❤ミオ
ミシュラ・レティ フィールド 女の子 ❤アヤナ
アル・ミルトリ リーフ 男の子 ★ミサト
(/・ω・)/ストーリてきな何か
朝起きたら人間界が、魔法であふれていた!!
何の前ぶりのなく、人間界にやってきたふたりの魔導士。魔法界は今、大変なことが起こっていて、害が人間界にもくるらしい。人間界と魔法界を守るためには、木火土金水のチカラを受け継いだ人間が必要。
__今、人間界と魔法界がひとつになる__
木火土金水(もっ か ど ごん すい)
リーフ ファイヤー フィールド ライトニング バブル
魔術_Magic_ (雷電 水 浮遊 草 火炎 地 悪)
ライトニング バブル トルネード リーフ ファイヤー フィールド ダーク(黒魔術) 全7種類
剣術_Sword,Archery_ (雷電 水 浮遊 草 火炎)
片手剣 二刀流 弓
サンダーソード アクアーソード ブリーズソード アイビーソード フレイムソード ※アーチェリーも同じ
体術 アッタク攻撃のこと
呪術 呪符など
妖精_Fairy_
サラマンダー,ウンディーネ,シルフ,ノーム
龍_Dragon_
四神≪五獣≫(木火土金水)魔導士
青龍,朱雀,黄龍,白虎,玄武
四霊 黒魔導士
麒麟,鳳凰,霊亀,応龍
こんな感じで五行思想とかいろいろ混ぜた感じ。
アドバイスあったらお願いします(^ω^)
京マサの日!! 遅れた(泣)
月と夕日
「ねー、最近さぁ、狩屋くんカッコイイと思わない?」「あ~わかる。でも私転校してきた時から、気になってたよ。」
秋の涼しい風が通りすぎる午後、影山と体育館に向かうとき、俺らと同じクラスの女子がしていた話題がと手も気になった。俺はあんまり、女子の話は興味がない。というか、女子に興味がない。年頃の男子なら、女子のことを気にして、カッコよくしたりするそうだが、俺にはどうでもよかった。なぜかと皆問うだろう。なぜなら俺は、ホモだからだ。それに、女子の話題が”狩屋”俺の恋人だから気になったってわけだ。
「狩屋くん、モテますねぇ~」
影山は、フワフワと紫の髪の毛を揺らしながら、笑顔で女子に聞こえない程度の音量で話しかけた。
「今に始まったことじゃない。」
そう短く答えると、「ふーん」と、つまんなそうにして、体育館シューズの袋を振り回した。
「そういえば、ふたりって名前呼びしないんですね。」
前に見える浅葱色の髪の毛を見ながら呟いた。
そういえばそうだった。狩屋は時々「京介」って呼ぶけど、俺は呼んだことない。
「やっほ!!狩屋!」
影山は狩屋に飛びつくと、何やら話していたようだ。
皆が”狩屋”と呼ぶから、俺も呼んじゃうんだ。
いつか、マサキって呼べる日が来るといいのだけれど。
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
「もう、暗いや。夜が早くなったね。」
部活帰りの6時ちょっと前。道はすでに、暗くて街灯がいくつか黄色の光を発していた。丸い月がちょこんと顔をだしていた。
隣にいる狩屋は、下をうつむいて歩いていた。
「なぁ、マサキ…。今日さぁ、嫉妬みたいのした。」
「…はぁ?」
狩屋は、マサキっと呼ばれて嬉しいのか頬が赤く染まっていた。
「だから、恋人っぽいことしよう」
「…手、つなぐか。」
はぁ、とため息をつくと、手を差し出してきた。俺を見上げると上目づかいになるのが、とても可愛らしかった。
別に、手をつなぎたいわけではなかったが、いいかと思ってしまう。なぜなら、奪ってしまえばいいのだから。
差し出された手を顔に近づける。「ちょっと、剣城君!」なんて言葉を右から左へ受け流すと、手にキスをした。
「一生、俺の物」
マサキの顔が、今はもうない夕日のように赤く照らされていた。
京天の日ですん
思うだけ。伝わらない。
いつもと変わりのない部室。いつもと変わりのない俺自身。
日々変わり続けるアイツ。
放課後の部活後のグランドに見える、ふたりのセカイ。でも、俺の目にはゆがんで見えた。
「 ご め ん 」
*・゜゚・*:.。..。.:*・・*:.。. .。.:*・゜゚・*
あの日は、秋のくせに暖かい気候だった。紅葉で、少しずつ色ずいてきたイチョウやサクラの木が、とても綺麗だった。
家から学校へ向かう通学路は、あまり好きではない。ひとりを好む俺は、騒がしいところが嫌いだ。が、アイツがいればそんなことはなかった。
矛盾なわけだ。このことについては自覚はある。俺はアイツが好きだ。
「剣城おはよー。」
ふたつの声変わりのしていない声が、校門をくぐるちょっと前に聞こえた。この声はたぶんアイツと西園だろう。
「おう、おはよう。」
別に、無視する必要もないのでとりあえず返すだけの挨拶をする。
そっけない態度なのに、ふたりは俺と両隣で会話をしていた。時々俺に話をふったりしていた。それは、毎朝のように続いていた。俺はこの時間が好きだった。
「ねー。最近さぁ、狩屋と葵さー、付き合い悪いよねー。」
信介がポツリと思い出したように、つぶやいた。
「言われてみれば、朝早かったり、帰り遅かったりするよね。」
天馬は、下をうつむき、さみしそうにつぶやいた。ふれてほしくない話題だということは、口に出さなくてもわかった。わかり過ぎるくらいだ。
「影山は元々だよな。」
俺はボソッとつぶやくとふたりは、おなかを抱えて笑い出した。
「輝はおじがすごいもんねー。あのグラサンのオジサンめっちゃ怖いもん。」
信介は目に丸を作ってめがねにして言った。
天馬は俺の制服の裾を引っ張って、小声で「ありがとう」と言った。
こくんとうなずくと、先を急いだ。
「待ってよ!剣城!!」
天馬の声が秋の雷門中に、響いていた。
なんで、かっばたのがわかって、俺がお前のことが好きってわかんないんだよ。
そんなことを、着替えながら思っていると
「リア充のにおいがする。」
と信介が真顔で、みんな(今は狩屋よ空野以外の一年だが)に聞こえるくらいの声で言っていた。
「だとしたら、狩屋くんと空野さんだと思います。」
影山が真顔でそう言った。
その時の、張りつけただけの笑顔が忘れられなかった。